【大家向け】アパートに無料インターネットを導入|設置方法や費用は?
アパートの人気設備の一つである「無料インターネット」。
単身者向け、ファミリー向けともに人気があるとの情報を耳にし、導入を検討している大家さんも少なくないでしょう。
- 導入する際にかかる初期費用っていくら?
- 追加費用を支払ってまで導入するメリットを知りたい
- インターネット提供会社の選び方は?
この記事では、上記のような無料インターネット関係のメリットや導入時の注意点といった疑問にお答えします。
アパート経営で安定収益を得る糸口にもなる、アパートの無料インターネットについて理解を深めましょう。
無料インターネットは入居者に人気の設備N0.1
無料インターネットは2021年「入居者に人気の設備ランキング2024 家賃アップ編」ランキングで単身者向け、ファミリー向けともに人気No.1に輝いた人気設備です。
単身者向け人気ランキング2位の宅配ボックス、ファミリー向け2位のエントランスのオートロックを抑えての堂々1位という結果でした。
スマホが身近になった現代では、無料インターネットは収入を安定化させるマストアイテムといえます。
単身者向け物件では高速インターネットが求められているなど、アパート経営を軌道に乗せるうえでインターネット環境の充実がカギを握っている状況です。
大家がアパートに無料インターネットを導入するメリット
無料インターネットを導入するメリットはおもに3つあります。
- 空室対策になる
- 物件の閲覧数が増える
- 家賃を下げずに入居者を募集できる
それぞれ具体的に見ていきましょう。
入居者ニーズに対応して空室対策につながる
メリットの一つめは、アパートの無料インターネットが空室対策につながることです。
無料インターネットは入居者から人気が高い設備であり、導入すれば集客効果が見込めます。
自分でインターネットを契約した場合、月々で4,000〜6,000円前後、年間にすると5〜7万円の通信料を支払わなければなりません。
無料インターネットが完備された賃貸住宅であれば月々のランニングコストを節約できるため、入居者からの人気が高く、結果的に空室対策につながります。
ポータルサイトにて物件の閲覧数が増える
SUUMOをはじめ、ポータルサイトで物件の閲覧数が増えることも大きなメリットと言えます。
賃貸物件を探す際は不動産会社に問い合わせるなどいくつか方法はありますが、スタンダードな方法は「ポータルサイトでのインターネット検索」です。
ポータルサイトで賃貸物件を探す際、「インターネット無料」と条件付きで検索する人は少なくありません。
無料インターネットを導入すれば、検索結果に表示されてユーザーの目に留まる機会が増えるでしょう。
その結果として、問い合わせが増えることも無料インターネットのメリットと言えます。
家賃を下げずに入居者を募集できる
「家賃を下げずに入居者を募集できる」という、収益性をキープできるメリットがあることも知っておきましょう。
近隣物件との差別化を図るために、家賃を相場よりも安くして空室対策に講じる大家も少なくありません。
しかし、安易に家賃を下げると収益が下がってしまいます。
無料インターネットがあれば周囲との差別化が可能となり、結果、周囲の家賃値下げ競争に引っ張られることなく収益を維持しやすくなります。
アパートに無料インターネットを導入する費用相場
アパートに無料インターネットを導入する際にかかる内訳は以下の2点です。
- 初期費用:50~120万円程度
- 月額費用:1~3万円程度
それぞれ具体的に解説します。
初期費用(工事費用):50~120万円程度
まず初期費用に関しては、工事費用として「50~120万円程度」が目安とされています。
ただし、以下の条件によって工事費は変わってくることを知っておきましょう。
- 物件の部屋数
- 物件の構造
家賃10万円の物件であれば、半年空室になるだけで60万円収益が下がります。
初期費用「50~120万円程度」の費用対効果は、かなり高いといえます。
月額費用(ランニングコスト):1~3万円程度
無料インターネットの毎月のランニングコストは「1~3万円程度」が目安とされています。
ランニングコストを考えるうえで無視できないのが、インターネット提供会社です。
契約する業者によって月額費用が大幅に異なります。
金額の妥当性を知るために、見積もりを取る際は少なくとも2〜3社に問い合わせすることをおすすめします。
アパートに無料インターネットを導入する際の注意点
無料インターネットを導入する際の注意点を3点解説します。
よりスムーズにアパート経営をおこなうために、無料インターネットへの理解を深めましょう。
インターネット無料と利用可の違いを理解する
賃貸物件によっては「インターネット利用可」としているところもあります。
これは、建物にインターネット設備が備わっているだけです、入居者は自分でWi-Fiを契約し、月額料金を支払わなければなりません。
ここで注意したいのが、インターネット利用可では入居率アップの効果が薄いということです。
もし類似物件が近隣にあり、インターネット無料であれば、入居希望者はそちらを選ぶ可能性が高くなります。
空室対策としてインターネット導入を検討する際は、インターネット無料とインターネット利用可の違いを十分に理解したうえで動きましょう。
インターネット利用可だけで空室対策を終わらせない
無料インターネットの完備など、設備の充実だけで空室対策を終わらせないことが大切です。
アパートの無料インターネットは入居者需要が高く、近隣物件でもすでに導入している可能性が高いからです。
収益健全化への取り組みとして、アパート経営をする立地はもちろん、他の設備も踏まえて空室対策をおこないましょう。
インターネット回線の種類によって導入できないことも
インターネット回線は、建物の構造によっては導入できない回線もあります。
また、インターネット回線には「有線」と「無線」の2種類があるなど、選択肢もさまざまです。
有線は光回線をLAN ケーブルなどで各部屋まで分配する方法で、無線回線に比べて接続が安定していることがメリットです。
ただしスマホなどで無線回線を利用する際は、別途でWi-Fiルーターなどを設置する必要があります。
さらに、インターネット提供会社によって「取り扱っている回線の種類が違う=回線速度が違う」なども考慮しなければなりません。
無料インターネットを導入する際は、どの方式を利用するのが最適なのかをしっかり検討しましょう。
導入前に建物の構造を調査する
アパートに無料インターネットを導入する前に、建物の構造を調査しましょう。
建物の構造によっては、導入時の工事が難しい場合もあります。
たとえば、物件の規模が大きいゆえに電波が届きにくいケースや、構造的に光回線が引き込めないケース等です。
無料で調査してもらえる業者もあるため、導入前に確認しておきましょう。
また、Wi-Fiルーターをどこに設置するかによっても安定度が変わります。
共用部設置型のWi-Fiは「木造or鉄骨造の低層物件」かつ「1部屋あたりの広さが約40㎡以下」と制限があります。
各戸設置型であれば物件の構造や規模、部屋の広さに制限はありません。
インターネット回線を全戸導入するなら周知を徹底する
すでに入居者がいる場合は、インターネット回線を全戸導入するという周知を徹底しましょう。
なぜなら、入居者が個別にインターネット回線を契約している可能性もあるからです。
周知を怠った場合、入居者は費用を無駄に支払うことになり、クレームになりかねません。
あとからインターネット回線を導入する際は、使用可能な日時をはじめ、入居者への周知を徹底しましょう。
アパート向けインターネット提供会社の選び方
インターネットは、提供会社によってサポート体制や導入費用などに違いがあります。
インターネット導入にあたり、知っておくべき5項目を解説します。
回線の通信速度は安定しているか
回線の通信速度が安定していることは最重要項目と言えます。
通信速度の遅さは、不便さからクレームにつながりかねません。
アパートで導入できるインターネット回線は、光配線方式・LAN方式・VDSL方式の3種類があります。
通信速度が安定しているのが光回線方式です。
LAN方式・VDSL方式は導入費用は安く抑えられますが、通信速度は光配線に劣ります。
導入の際は費用の安さだけでなく、回線の通信速度の安定性も重視しましょう。
導入費用はいくらかかるのか
導入費用にいくらかかるのかもチェックすべき項目です。
インターネット回線の費用は提供会社によって異なるため、比較をするに越したことはありません。
有名な提供会社はNTT東日本やバッファロー、エレコムなど8社程度あります。
最初から一つの会社に絞って契約するのではなく、複数の業者に相見積もりを取って比較しましょう。
提供する回線が建物構造に対応しているか
提供する回線が建物構造に対応しているかどうかも注意を払う必要があります。
構造上の問題で光回線を引き込めないなど、回線の種類によっては導入できない建物もあるからです。
物件が大きければ、 Wi-Fi電波が届かないケースも考えられます。
費用とあわせて、見積もり時には回線が建物構造に対応しているかどうかも確認してもらいましょう。
サポート体制は充実しているか
インターネット導入後のサポート体制も大切なチェック項目です。
24時間365日体制でサポートをおこなっている会社や、導入後に効果が見られない場合は初期費用を返金してくれる業者もあります。
導入後のクレームを防ぐためにも、サポート内容が充実している提供会社に絞って検討することも方法の一つです。
解約時に違約金が発生するか
解約時の違約金についても、事前に担当者に確認しましょう。
アパートに無料インターネットを導入したものの、期待していたほど効果が得られず、途中解約をする場面に直面しないとも限りません。
途中で解約をした場合に違約金が発生するのか、そして違約金はいくらになるのかを事前に確認しておく必要があります。
関連記事:賃貸アパートの人気設備ランキング!新しく導入する際の注意点も解説
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まとめ
アパート経営の基本は「入居者ファースト」であることです。
入居者ニーズNo.1の無料インターネットは、真っ先に導入を検討したいマストアイテムといっても過言ではありません。
空室対策になるなどメリットも多いため、本記事を参考に今一度無料インターネットへの理解を深めましょう。
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