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アパート経営に防犯カメラは必要?大家ができる防犯対策を詳しく解説

こんにちは。
中山不動産株式会社です。

防犯対策の一環として、防犯カメラの設置を考えている大家さんは少なくないしょう。
防犯カメラは空室対策につながるなど、以下のようにアパート経営を安定化させるメリットが多くあります。 

  • 退去率が下がった
  • 女性の入居者が増えた
  • アパートの資産価値を維持しやすい

一方で、プライバシーへの配慮など注意点も無視してはいけません。

この記事では、防犯カメラを設置するメリットと設置する際の注意点、設置費用などアパート経営をおこなう大家が知っておくべき防犯対策を解説します。

N51 APARTMENTセミナー

アパート経営における防犯カメラの必要性

アパート経営の安定化に向けて、防犯カメラの必要性と設置しないことのリスクを解説します。 

防犯カメラを設置しないことのリスク

防犯カメラのおもな設置目的は「犯罪抑止」「入居者の安心」「犯罪者への威嚇」です。
防犯カメラを設置しないと、以下のような想定外のリスクに直面する可能性があります。

  • 空き巣被害にあう
  • 物件候補から外れる
  • 退去率の上昇

空き巣は防犯対策が不十分な物件が狙われやすいといわれています。 

アパートなどの集合住宅は入居者以外でも自由に出入りできるため、被害に遭わないように防犯カメラを設置するなどしてセキュリティ対策を徹底しましょう。 

防犯カメラでセキュリティ対策することのメリット

防犯カメラでセキュリティ対策をすると、入居者の獲得につながるなどアパート経営においてプラスの効果が見込めます。

  • 入居者へのアピールになる
  • 女性の入居者アップが期待できる
  • アパートの資産価値が高まる

賃貸物件探しサイトでは、物件探しの条件としてセキュリティ対策で絞り込みができるため、入居希望者の目に留まりやすくなります。
女性を中心に防犯面を重視する人が多く、防犯対策を講じることで入居者アップが期待できるのも大きなメリットです。

防犯対策が充実した安心して住める物件は人気が高く、アパートの資産価値が高まることにもつながります。

防犯カメラを設置する際にアパート大家が確認すべきこと

防犯カメラを設置する際に、アパートの大家さんが確認すべきことを4つ紹介します。

防犯カメラはアパートのどこに設置する?

防犯カメラを効果的に活用できる理想的な設置場所は、以下の4箇所です。

  • エントランス
  • 駐車場や駐輪場
  • エレベーター
  • ゴミ置き場

とくに、エントランスは入居者以外に宅配業者の人など外部の人も頻繁に出入りする場所であり、防犯カメラの設置は有効です。
駐車場や駐輪場なども、車上荒らしや盗難を防ぐために防犯カメラの設置が望ましいといえます。

ただし、アパートに防犯カメラを設置する際は「入居者のプライベートが映らないようにする」「撮影した映像の取り扱いに気をつける」など、プライバシーに配慮しましょう。

防犯カメラの設置は入居者に通知したほうがよい?

入居者のなかにはプライバシーを気にする人もいるため、防犯カメラを設置する際は勝手に取り付けるのではなく、あらかじめ入居者に伝えておくほうが無難といえます。
入居者に伝えるべき内容は、以下の4点です。

  • 防犯カメラの設置目的
  • 設置場所と撮影範囲
  • 映像の管理・取扱い
  • 映像の記録方法と保存期間 

防犯カメラはメリットが多いとはいえ、プライバシーの観点から不快感を示す入居者もいないわけではありません。
入居者とのトラブルを回避するために、事前の通知は大切です。
加えて「防犯カメラ作動中のステッカー」を貼るなどして、防犯カメラ設置の周知に努めましょう。

賃貸アパートに防犯カメラを設置する費用はどのくらい?

防犯カメラの設置は購入とレンタルの2通りがあります。
防犯カメラを1〜4台設置する場合に必要なそれぞれの設置費用は以下のとおりです。

  • 購入:約20〜40万円
  • レンタル:月5,000~1万円

購入の場合、10年単位など長期的にはコストが割安になるメリットがありますが、初期費用が高いことやメンテナンス費用がかかります。

レンタルの場合は初期費用がほぼかからない一方で、長期的にみると購入よりコストがかかることはデメリットです。

防犯カメラの性能や機種にこだわりのある方は「購入」、手軽に防犯カメラを設置したい場合は「レンタル」がおすすめです。

防犯カメラはダミーでも大丈夫?

ダミーの防犯カメラは、素人の窃盗犯には一定の犯罪抑止効果があるといわれています。
しかし「プロの窃盗犯には見破られる可能性がある」「犯罪記録が残らない」といった課題には注意が必要です。

警視庁のデータによると、窃盗犯が犯行を思いとどまった理由に「防犯カメラの設置」が挙げられています。
防犯カメラは窃盗犯を威嚇する有効手段の一つです。
しかし、ダミーであることが見破られた場合は、犯罪記録が残らないなどほとんど役に立ちません。

ダミーの防犯カメラは素人の窃盗犯にしか効果が見込めず、本当の意味で防犯対策にはならないことを覚えておきましょう。 

賃貸アパートに設置する防犯カメラの選び方

防犯カメラは明るい日中から薄暗い夜中まで24時間稼働するため、種類や性能にこだわって選ぶことは大切です。
防犯カメラの選び方をみていきましょう。

防犯カメラの種類で選ぶ

防犯カメラには「屋外用」「屋内用」の2種類があります。
屋外用は雨や風、ほこりに強いタイプの防犯カメラで、駐車場やゴミ置き場など屋外に設置するのに適しています。

屋内用は広範囲を撮影できるドーム型カメラが主流であり、エントランスやエレベーターなど屋内に設置する防犯カメラです。

屋外か屋内か、設置場所にあわせて防犯カメラの種類を選びましょう。

防犯カメラの性能・機能で選ぶ

鮮明な証拠映像を残すために、以下に挙げたような防犯カメラの性能や機能で選ぶことも大切です。

  • 画素数は200~400万画素
  • 赤外線暗視機能

防犯カメラは画素数が低いと画像が荒く、犯人の顔を識別できないなど万が一の場合に役立たない可能性があります。
防犯カメラの画素数は、最低でも200~400万画素あるものを選ぶとよいでしょう。

明かりが少ない夜間に鮮明な映像を残すには「赤外線暗視機能」の付いた防犯カメラがおすすめです。 

アパート経営で防犯カメラ以外でできる防犯対策

アパートのセキュリティを高めるために、防犯カメラ以外でできる防犯対策を4つ紹介します。

オートロックにする

防犯対策としてまず挙げられるのが、エントランスから不審者が建物内に侵入するのを防ぐ「オートロック」です。
オートロックを開錠できるのは基本的には入居者のみで、アパートの安全性や信頼性が高まります。

オートロック付きの物件はとくに女性に人気があります。
女性やファミリー世帯の入居希望者を募りたい場合、オートロックの導入は必須条件です。
ただし、不審者の侵入を100%防ぐことは不可能なため、他の対策も取り入れて防犯性を高めましょう。 

電子キーやディンプルキーにする

防犯性の高い電子キーやディンプルキーにするのも方法の一つです。
ディンプルキーはピッキング被害に遭いにくく、アパートの防犯性が高まります。
防犯性の高い物件として入居者に好印象を与えられるなど、大家側にもメリットがあります。

ただし、最近の空き巣被害では、玄関ではなくベランダ側の窓ガラスを割って侵入するケースが多い傾向にあります。
空き巣対策としてはディンプルキーだけでは不十分なため、他の防犯対策と並行して導入するとよいでしょう。

モニター付きインターホンを取り付ける

空き巣対策として効果を期待できる「モニター付きインターホン」も、防犯対策としておすすめです。
窃盗犯は顔が映るモニター付きのものをとても嫌がるため、犯罪抑止につながります。
録画機能付きであれば、万が一の際も事件解決に役立ちます。 

迷惑なセールス対策にもなり、モニター付きインターホンは入居者にも人気の設備です。
物件探しの際に候補から外されないように、積極的に導入を検討しましょう。

ホームセキュリティを導入する

防犯意識が高まっている昨今、ホームセキュリティが導入されているかどうかも物件選びの重要ポイントになりつつあります。
とくにホームセキュリティ付きの物件は、女性や小さな子どものいるファミリー世帯、ご年配の方に人気があります。

ホームセキュリティ付きのアパートは物件数が少なく、他の物件との差別化になるのもポイントです。
入居者の安全はもちろんのこと、大家の代わりに24時間365日物件の安全を守ってくれる心強い設備として、ホームセキュリティの導入を検討するのもよいでしょう。

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まとめ

防犯カメラの設置をはじめ、アパートに十分な防犯対策を施すことは入居者ニーズを満たすことにつながります。
結果的に空室率の低い人気物件になるなど、防犯対策は大家側にもメリットが多くあります入居者の安全に加え、物件探しの際に目に留まりやすくなるのもポイントです。
防犯対策を施し、入居者から選ばれるアパート物件にしましょう。

防犯カメラの設置を含めアパート経営について詳しく知りたい方は、不動産実績が豊富な中山不動産にぜひご相談ください。

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