【保存版】団地をリノベする時の注意点
こんにちは。
中山不動産株式会社です。
集合住宅と言えば今はマンションが主流ですが、昔は団地が多くありました。
団地は今のマンションと違い、「巨大」とも言える規模での集合住宅で都市に多く建てられた経緯があります。
しかし、団地も古くなってきており。
外観は古ぼけたままで、設備もあまり良くはありません。
ところが、今はこの団地が見直されています。
と言うのも、団地リノベーションの動きがあるからです。
団地リノベーション物件は手の届く価格に納まりやすいメリットもあるのですが、具体的メリットと技術のイメージが難しいかと思います。
そこで、ここでは今の団地リノベーションに焦点を当て、解説したいと思います。
団地にはどんな具体的メリットがあるか
団地リノベーションについて考える前に、団地の持つ具体的メリットを再確認をしたいと思います。
立地条件が良い
まず最初に挙げられるのが「立地が良い点」です。
団地は昔、街単位で造られました。非常に広い敷地に巨大な集合住宅が多く建てられ、莫大とも言える世帯数が入居した訳です。
ですから、そこには電車やバスの路線が組み入れられました。
そして、街の中心部へのアクセスも非常に良くなっています。
施設が充実している
団地の周囲には、学校や病院などの施設が充実しています。
ですから、通学や医療などにも、通常のレベルであれば困りません。
また、団地内にはショッピングセンターや公園などもありますので、
日常の買い物や子供の遊び場に、困ることはありません。
特に、小さい子供のいる世帯では、遠くまで買い物に行くことが簡単ではありません。
しかし、団地であれば買い物が団地内で済ませることも可能です。
また、遊び場にも困りませんので、子育て向きとも言えます。
敷地が広い
多くのマンションでは、建ぺい率や容積率が目一杯に建てられている物も多いです。
そのため敷地の余裕が少ない物件もあります。
しかし、団地の場合には巨大な敷地に建っていて、敷地に余裕があります。
敷地に余裕が無いと全体的にゴミゴミしがちです。
しかし団地は余裕があるため、悪い雰囲気はあまり感じられません。
団地リノベーションの技術と具体的メリット
今まで挙げた様に、団地には立地条件をはじめとしたメリットがあります。
しかし、団地の多くは昔建てられた物が多く建物が古いです。
そのため設備は古い点がデメリットです。
ところで、今は建物を再生させる試みが人気になってきています。
そしてその動きは団地でも見られ、住み心地を見事に変えているケースが多くあります。
それでは団地リノベーションは、どの様な技術をベースにして行われているのでしょうか。
間取り変更
まずは間取りについて取り上げてみましょう。
日本の古い集合住宅は、団地に限らず和室の組み合わせで構成されていました。
しかも、多くが6畳間の組み合わせが多く、広々とした開放感のある部屋は少なかったと言えるでしょう。
しかし、今は間仕切り壁を撤去しての間取り変更も可能で、例えば6畳間の茶の間と台所の間仕切り壁を撤去して、広いLDKを造ることも出来ます。
これにより、部屋も開放的となって住み心地を見事に変えているのです。
設備変更
団地の設備は新しい物では無く、今の設備から考えれば「旧態依然」とも言える設備です。
そのため、生活は今のマンションなどと比べて不便で、暮らし心地はお世辞にも良い物とは言えません。
しかし、団地リノベーションで設備を一新するならば、このデメリットも解消されます。
例えば、昔のキッチンと今のキッチンでは、デザインにおいても機能においても大きな差があります。
ケースにもよりますが、ステンレスをベースとしたキッチンまわりが、ガラストップのコンロまわりに変わります。
これは「革新」と呼んでも言い過ぎでは無いデザインの向上です。
また、メンテナンス性などの使い勝手も向上しているので、生活そのものも変わり得ます。
この様に、設備変更は利便性も上がるため生活そのものも変わります。
団地リノベーションのもたらす大きなメリットと言えるでしょう。
内装変更
団地リノベーションは内装も大きく変えます。
団地の場合、建てられた時代背景もあり、今のマンションなどと比較して良い内装とは言えません。
部屋にもよりますが、ビニールクロスで壁は貼られて和室は畳敷き…と言った物が多かったです。
しかし、壁の素材を変えて畳敷きをフロア材に変えれば、生活空間そのものが一新します。
まさに「生活空間の変革」とも言える改装とも言えるでしょう。
一人暮らし向けにも改装可能
団地は元々ファミリー向けに建てられました。
しかし、今の世帯の状況を見てみると「お一人様世帯」とも呼ばれる単身世帯が多く見られます。
団地リノベーションは、ファミリー向け物件を単身向け物件に変えます。
団地リノベーションのビフォーアフター
それでは、団地リノベーションのビフォーアフター例について解説します。
団地リノベーションは和室の茶の間が広いリビングに変える
先にも挙げた通り、団地リノベーションは間取りも変更します。
ですから和室続きの部屋を広いリビングに変えることが可能で、生活空間を大きく変えます。
また、制限はありますが、キッチンなどの位置も変えられるので、対面式キッチンを採用して使い勝手をも変えてしまいます。
他にも、間仕切り壁を移動させ、寝室や子供部屋などを新たに造ることが可能です。
家族に合わせて間取りを変え、使いやすい空間にすることが可能なのです。
団地リノベーションで天然木のフロアや造作家具の設置も可能
今のリノベ物件を見てみると、天然木の無垢フロア材を使った高級感の漂う物件を多く見ることが出来ます。
当然ながら、これは団地リノベーションであっても可能な工事です。
団地では確かに床の構造が今のマンションとは違う物もありますが、今のリノベ技術は団地であっても、豪華なフロアを作り出します。
また、壁には造付けの家具も設置可能です。
家具は居住空間をコーディネートすることがデザイン的に難しい場合もあります。
しかし、造付け家具の場合は家具そのものの素材の指定も可能となるため、部屋のトータルコーディネートも可能にします。
他にも、照明器を変更すれば「光の演出」も可能です。
今ではLED照明も様々な物が出来ているので、おしゃれな空間を「光から」の演出が出来ます。
団地リノベーションで古い設備を最新式に
団地は設備が古いのが難点ですが、団地リノベーションは設備を最新式に変えるので、生活の利便性が驚くほど向上します。
特に、浴室やキッチンなどの水まわり設備は進化が早く、昔の設備とは雲泥の差とも言える違いです。
例えば、昔の浴室は今のユニットバスとは違い、デザインも使い勝手も今の物よりも劣ります。
特に手すりなどの安全配慮が少なく、バリアフリー的に良くありませんでした。
しかし、今の設備は細部に至るまで、使い勝手と安全性に関して研究されています。
そして、団地リノベーションによってこの様な最新鋭設備を設置することになり、生活水準までを押し上げます。
まとめ
団地は元々が立地などで優位性がある不動産と言えます。
ただ、ひと昔前の建物なので、設備などで劣ります。
しかし、団地リノベーションはその難点を見事に取り去ります。
団地リノベーション物件は、その様な需要に見事に応えます。
住宅取得の検討の際に、強くおすすめ出来る選択です。
ただし、団地リノベーションの失敗は許されず、確かなリノベーション知識と不動産知識が必要です。
名古屋市内の団地リノベーションは中山不動産にお任せください。
デザイナーズリフォーム・リノベーション施工事例 – 世界に一つだけのお家を作ろう
収益不動産の購入・売却のご相談はこちらから
お問い合わせ