【保存版】リフォーム工事期間について解説
こんにちは。
中山不動産株式会社です。
物件の原状回復をし、新築同様に作り替えるリフォーム。
リフォームをする際には、「どのくらいの期間がかかるのか」を事前に知っておくことが大切です。
なぜなら、リフォーム期間中に風呂場やキッチンなどの設備が使えなかったり、住めない状態になったりするなら、その間の仮住まいを探す必要があります。リフォーム前にその期間を把握しておくと、計画も立てやすいです。
そこで今回はリフォーム期間の目安とリフォームの流れを、物件別・場所別にご紹介します。初めてのリフォームの方は、この記事を参考にして全体の流れを掴んでみてください。
リフォームする前に。
物件別のリフォームの流れをチェック
リフォーム自体の期間をご紹介する前に、「マンション」と「戸建て住宅」でリフォームの流れが異なるため、流れをチェックしておきましょう。
マンションの場合
まずはマンションの場合。マンションそれぞれの規約によって異なりますが、リフォーム工事を行うならその申請を管理組合・管理人に提出し一定期間おいてから承認となります。
これは集合住宅であるマンションの構造上、リフォームできる範囲が限られているからです。
管理組合からの承認がないとリフォームの着工ができないため、リフォーム期間とあわせて承認されるまでの時間がかかることを頭に入れておきましょう。
戸建て住宅の場合
戸建て住宅であれば、管理組合などへの申請はありません。
ただしトラブルがないよう、リフォーム工事の契約後は近所の方へ挨拶に回ったり、長期的な工事であれば仮住まいを探したりなどが必要です。
このためある程度「どのくらいの期間がかかるのか」は知っておいた方が良いでしょう。
次に、リフォーム場所別の期間目安をご紹介します。
キッチンリフォームの期間
キッチンリフォームは、
・キッチンの位置は変えず、キッチンのみを新しいものと変える小規模工事
・キッチンの向きを変えたり、間取りを変えたりする大規模工事
大きく分けてこの2種類に分かれます。それぞれの工事期間目安を見ていきましょう。
小規模工事の場合
既存のキッチン解体・撤去 | 1日 |
下地補修・給排水の工事 | 3日 |
キッチン設備を取り付け、調節する | 2日 |
合計期間 | 6日 |
大規模工事の場合
旧キッチン・新キッチンの下地補修 | 3日 |
内装工事など | 4日 |
給排水管工事・電気工事など | 7日 |
合計期間 | 2~3週間 |
設置するキッチンの種類や、間取り変更などを伴う大規模工事であればその工事規模などによって期間は異なります。
小規模工事ではおよそ1週間で完成することがほとんどですが、大規模なものになるとプラス1~2週間はかかると考えておきましょう。
トイレリフォームの期間
トイレのリフォームは、便器や便座の取り換えであれば1日で済ませることができます。
ただし、キッチン同様に配管や内装工事を伴うリフォームであれば工期は長くなるため、あらかじめ「いつからトイレが使用できないのか」を確認しておくと安心です。
トイレのリフォームは選ぶ便器の種類や工事の内容によって大きく期間が変わってくるため、工務店・リフォーム会社に正しい日数を聞いておきましょう。
洋式から洋式への交換 | 半日~1日 |
和式から洋式への交換 | 2~3日 |
トイレ内装の交換 | 1~2日 |
配管内装工事を伴うリフォーム | 3~5日 |
配管工事が必要であれば、トイレはもちろんその他のキッチンや浴室などの水回りもストップすることがあります。
この点も、水を使えなくなるのはいつか、再開はいつかをよくチェックしておいてくださいね。
浴室リフォームの期間
キッチンと同じく、浴室のリフォームは浴槽を在来工法のものからユニットバスへ変更するなどの小規模工事と、少し前は主流であったタイル風呂からユニットバスへ変更する全面的な大規模工事とに分かれます。
それぞれのかかる期間を一例として挙げてみましょう。
小規模工事
ユニットバス浴槽のみ交換する | 1日 |
浴槽含め全体をリフォームする | 4日 |
大規模工事
タイル風呂からユニットバスへのリフォーム | 4~7日 |
大規模工事では木工事から配線、土間の基礎工事まで含めることもあります。
工程が増える分期間も長くなるため、浴室リフォームとはいえ1週間程度かかるケースもあることを知っておきましょう。
工事の間、当然浴室は使用できないため、近くの有料浴場を利用するなど浴室の代わりを見つけておく必要があります。
リビングリフォームの期間
リビングリフォームの期間は、「どんなリフォームをするか」「リビング規模がどのくらいか」によって変わってきます。
リフォームといえば、
・フローリングの張り替え
・床暖房などの設置
・壁紙の張り替え
が主流。
それぞれの期間目安をご紹介します。
フローリング張り替え | 3日程度 |
床暖房を追加する | 1~4日 |
壁紙張替え | 1~2日 |
この他にもコンセントの位置を変更したり、壁紙張替えとともに収納を追加したり、窓を増設するなどのリフォームがあれば工期は長くなるでしょう。
リビングリフォームはさまざまな方法があるため、希望するリフォーム内容によって期間を確認しておいてくださいね。
屋根・外壁リフォームの期間
内装リフォームだけでなく、屋根や外壁のリフォームも今人気を集める家作りの方法です。
こちらも家の規模やどのような工事をするかで期間が変動しますが、およそ1週間かかると考えておきましょう。
具体例を挙げて、目安となる期間を下にまとめました。
屋根・外壁塗装 | 1~4週間 |
屋根・外壁の交換(瓦の葺き替え) | 1~4週間 |
太陽光発電パネルの設置 | 1~1週間 |
屋根・外壁リフォームで注意すべき点は、「天候によって工期に影響が出る」ことです。
特に塗装が入ると乾かす時間も必要となるため、希望する日程通りに進まないケースもあることを頭に入れておきましょう。
また、屋根や外壁リフォームは足場を組むことがほとんど。
足場を組むためには設置費用が掛かるため、屋根・外壁リフォームのどちらも考えているようなら一度にまとめて行うと予算を抑えられることもあります。
フルリフォームの期間
フルリフォームとは、住まいを一新するリフォームのこと。
中古物件の間取りを変えずに新築同様にしたいときや、古い家を新しく作り替える際に行います。
これまでは部分的なリフォーム期間をお伝えしてきましたが、全面リフォームであればどの程度の期間が必要かもチェックしておきましょう。
一戸建てフルリフォーム期間
一戸建てのフルリフォームは、建物構造(木造か鉄骨造か)などによって異なりますが、全面的に改修するのであればおよそ2~3ヵ月が目安です。
設計期間や打ち合わせを含めれば5~8ヵ月かかることも。
この間工事を行う物件で暮らすことはできないケースが多いため、仮の住まいを見つけておくとよいでしょう。
マンションフルリフォーム期間
マンションは施工面積によって異なります。
ファミリー向け物件(70㎡前後)であれば約2.5~6ヵ月が目安。
設計期間としてプラス2~3ヵ月かかることを考えると、リフォーム期間は4~9ヵ月となります。
また、記事冒頭でもご紹介したようにマンションリフォームだと、事前に申請が必要です。
予定通りにリフォームを進めるためには、早めの行動をおすすめします。
リフォームによって期間はさまざま。
確認が大切!
部分リフォーム・フルリフォーム、また工事規模と内容によってもリフォームの期間は変わってきます。
今回ご紹介したのは一つの例であるため、リフォームを依頼する会社には期間をしっかり確認しておきましょう。
また、天候や物件の状態によって工事スケジュールが変更になる場合もあります。
およその日程を知ることも大切ですが、ゆとりをもって計画を立てることでストレスなくリフォームを進めていくことができるでしょう。
まずは、希望するリフォームがどのくらい期間が必要なのか、私ども中山不動産リフォーム事業部に相談してみてください。
収益不動産の購入・売却のご相談はこちらから
お問い合わせ