東急不動産、木造ムービングハウス「NATURE NISEKO HIRAFU」供用開始 〜ニセコの就業者住宅不足を解決へ〜
東急不動産とニセコ東急リゾートは、冬季ニセコエリアにおける雇用就業者の住宅不足解消を目指し、
木造ムービングハウスを採用した寄宿舎「NATURE NISEKO HIRAFU(ナテュールニセコヒラフ)」の供用を開始しました。
木造ムービングハウス「スマートモデューロ」活用
この施設は、アーキビジョン21が開発した次世代型木造ムービングハウス「スマートモデューロ」を活用して建設されています。
- 千歳工場で組み立てられたユニットをトレーラーで輸送し、現地で設置
- 工期短縮・コスト削減に加え、環境にも配慮
- 断熱性・気密性・遮音性・耐震性・耐久性の品質を確保
施設の特長
全住戸には、トイレ・シャワー・テレビ・冷蔵庫・ベッドが完備されており、2名定員住戸にはバスタブや洗濯乾燥機も備えています。
- 共用部:キッチン付きリビングルーム、洗濯乾燥室を設置
→ 中長期滞在の就業者にも快適な居住空間を提供 - サステナブルなインテリア:引退した「エース第2センターフォーリフト」の一部をリメイクしたソファーベンチを設置
24時間利用可能なスマートストア導入
施設内には、LMCUの無人決済システムを活用した、ニセコ初の24時間レジレス完全無人売店「NATURE NISEKO HIRAFUスマートストア」が導入されており、利便性が向上しています。
背景と期待される効果
ニセコ・倶知安エリアでは、以下の課題が指摘されています:
- 観光需要の拡大による働き手不足
- 住宅不足や交通渋滞の深刻化
NATURE NISEKO HIRAFUは、これらの課題に対応するために整備されました。
- 冬季・夏季就業者への住宅提供
- 交通渋滞の緩和:倶知安町市街地とひらふエリア間の交通量削減
- 環境負荷の軽減
施設概要
- 所在地:北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ四条三丁目111番1
- 構造:木造2階建て
- 延床面積:2,050m²
- 住戸数:110戸
- 11.8~12.3m²:100戸
- 24.1~24.6m²:10戸
この取り組みは、ニセコエリアにおける雇用者の居住環境改善だけでなく、地域経済の活性化や環境負荷低減にも貢献することが期待されています。