不動産投資本のおすすめ13冊|初心者の勉強に最適な良書を厳選
こんにちは。
中山不動産株式会社です。
不動産投資を始めるなら、最低限の知識を身に付けることが大切です。
「本はお金がかかるから、無料で見られるネット上のコラムやブログで勉強したい」と考えているかもしれませんが、体系的に学ぶなら本はぜひ活用したいツールです。
不動産投資について書かれた本は初心者向けから中上級者向けの専門的なものまで幅広く出版されており、どの本を読めば良いのかわからない人もいるでしょう。
大切なのは、自分の知識レベルに合わせた読みやすい本を選ぶことです。
この記事では、不動産投資の初心者に読んで欲しいおすすめの本を紹介します。
不動産投資本を選ぶポイント
そもそもどのような本を読めば良いのかわからない人もいるでしょう。
不動産投資の本を選ぶ際に必ずチェックしたい「4つのポイント」を解説します。
初心者は「わかりやすさ」を重視する
不動産投資の初心者なら全体像を把握することから始めましょう。
そのため、細かなノウハウや専門用語を覚えるよりも、不動産投資の仕組みなどが書かれている本のように、わかりやすさを重視して選んでみてください。
まずは、「不動産投資とは?」を理解することが大切です。
いきなり中上級者向けの本を読んでも活用することは難しいため、不動産投資の大まかなルールを覚えるなど、基本を押さえることを意識しましょう。
本の構成で選ぶ
本は出版社や著者によって、構成に違いがあります。
活字が中心で細かな内容まで網羅されているものもあれば、図解やイラストが中心でオールカラーの目で見て理解しやすい書籍などさまざまです。
本を読み慣れていないと、文字を見ているだけで眠くなる人もいるでしょう。
活字が苦手で集中力を持続しにくい人は、イラストの多い本やマンガで不動産投資が紹介されているものなどから読んでみることをおすすめします。
体験談に基づいた内容か
不動産投資のノウハウや知識だけならインターネットでも十分です。
出版されている本の中には、著者の体験に基づいた考え方やテクニックだけでなく、どのようなことに注意すべきかなどが記載されているケースもあります。
もちろんすべてが参考になるわけではないものの、「汎用性のあるメソッドなのか」「その方法は現実的なのか」など、しっかりと判断することが大切です。
判断が難しい場合は、購入する前に、口コミをチェックしてみてください。
リスクやデメリットが記載されているか
まず大前提として、リスクのない投資はありません。
不動産投資も例外ではなく、成功して毎年数千万円の家賃収入を得られる人もいれば、逆に大赤字になって大きな損失だけが残るといったケースもあります。
「これだけ儲かった」「初心者でも安心」とメリットを強調する本も多いですが、不動産投資で失敗しないためには、リスクと向き合うことが大切です。
デメリットについてもしっかりと記載されている本を選びましょう。
不動産投資の基礎を学べるおすすめ本
いよいよ不動産投資を学んでいきますが、いきなり中上級者向けの本は避けましょう。
ほぼ知識ゼロという状態で勉強するなら、初心者向けの本がおすすめです。
世界一やさしい 不動産投資の教科書1年生
不動産投資を初めて学ぶなら本書がおすすめです。
著者である浅井氏は不動産鑑定士の資格を持っており、これまでにさまざまな不動産の関連事業に携わるなど、「不動産投資のスペシャリスト」と言える人物です。
物件探しから購入までをステップを踏みながら具体的に解説されています。
専門用語が多くわかりにくいと感じる不動産投資ですが、初心者でも理解しやすいように書かれているため、「とにかく基礎を学びたい」という人におすすめです。
初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資 最強の教科書
サラリーマンと二足のわらじで不動産投資をスタートして成功した経験を持つ著者の鈴木氏が、投資を始める前に知りたかった疑問をわかりやすく解説しています。
全編Q&A形式となっており、疑問点を解決しながら読み進めることができます。
年収も資産もそこまで多くなかった著者が、不動産投資で成功したノウハウを惜しみなく公開しており、実際に経験したというエピソードも数多く描かれています。
サラリーマンで不動産投資に興味がある人におすすめの一冊です。
不動産投資 1年目の教科書: これから始める人が必ず知りたい80の疑問と答え
不動産投資を始めたばかりの人に向けて、ポイントを解説した入門書です。
以下のような初心者が知りたい疑問をQ&A方式で紹介しています。
- 都心か地方か
- 区分所有か一棟マンションか
- 安い木造建築かしっかりしたRC構造か
- 現金購入かレバレッジの効く借入か
- ローン完済まで保有か中途売却か
- 個人か法人か
実際に寄せられた質問に対して、個人投資家である著者が丁寧に答えてくれます。
不動産投資の基礎知識が身についたら、おおまかなイメージをつかむために読んでみましょう。
知りたいことが全部わかる!不動産の教科書
投資物件を購入したら、あなたも立派な不動産業界の一人です。
投資に関する知識は身につけていても、不動産のことがわからなければ、成功へは近づきません。
不動産投資を始めるなかで投資のことはもちろん、その業界を知ることも重要です。
不動産取引業者の視点から、売買と運用に関する注意点が具体的に書かれた本です。
実践的な知識がわかれば、不動産会社との付き合い方も変わってきます。
不動産会社が何をしているのか、業界のことを知るためにも読んでおきたい一冊です。
不動産投資のノウハウを学べるおすすめ本
ここからは、不動産投資のより実践的なノウハウを学べるおすすめ本を紹介します。
元証券ウーマンが不動産投資で7億円
20代で一棟アパートを購入し、5年で7億5,000万円もの資産を築いた筆者がノウハウを紹介する本です。
諸経費や税金を差し引いたキャッシュフローで年間2,000万円を得ている元証券ウーマンが、安定的に資産を増やせる方法を教えてくれます。
具体的には、以下のようなテクニックが解説されています。
- ゼロからはじめる不動産投資の心得
- お金から自由になれる不動産投資の極意
- 失敗しない物件選びのコツ
- 金融機関から融資を受ける秘訣
- 空室に悩まない賃貸経営の秘訣
また「年収500万円の会社員」「定年世代」「専業主婦」など、5つのタイプ別におすすめの投資法を紹介していることも本書の特徴の一つです。
計画力・成功力・投資力・交渉力・営業力・行動力の6つに分けて解説しており、理解しやすいポイントになっています。
まずはアパート一棟、買いなさい! 資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意
アパート経営のバイブル本であり、17刷されているロングセラーです。
実際に満室経営でアパート経営をしている筆者が、自身の経験を踏まえてノウハウを紹介しています。
本書で学べる主な内容は以下のとおりです。
- 買ってもいい物件、買ってはいけない物件
- 銀行から融資を受けるコツ
- 管理会社の選び方
- 満室経営を生む極意
図解・イラスト付きで見やすく、初心者にもわかりやすく解説されています。
本業大家ではなく、副業として不動産投資を始めたい会社員にもおすすめの一冊です。
収益性と節税を最大化させる不動産投資の成功法則
資産運用コンサルタントである筆者が、不動産投資で成功するためのノウハウを解説した一冊です。
エリア・指標・物件・融資・管理という5つの成功法則が解説されています。
具体的には、以下のような内容を学べます。
- 投資するエリアはどこが狙い目?
- 失敗しない物件をどのように選定する?
- 不動産投資に成功する人と失敗する人の違いは?
また「資産形成」「本業以外の収益確保」「節税」など、目的別にケーススタディを紹介していることもポイントです。
数多くの投資家を成功に導いた筆者だからこそ語ることのできる、成功法則が詰まった本となっています。
Excelでできる 不動産投資「収益計算」のすべて
不動産投資の収益構造について網羅された一冊です。
不動産投資で成功するためには、投資物件やエリア選定のノウハウを身につけるだけでなく、収益計算の知識も必要です。
融資期間を伸ばすことによるメリット、金利が上がったときの影響などを実際に計算しながら解説しています。
収益率や税金などの収益計算が自力でできることを目指します。
また、特典として収益資産Excelシートがダウンロード可能です。
本のなかで解説されている収益計算や将来の資産価値のシミュレーションができます。
銀行員だった大家が教える! 不動産投資 融資攻略バイブル
多くの不動産投資家は、銀行などの金融機関に融資を申し込みます。
しかし、融資がおりずに投資物件を購入できなければ、不動産投資を始められません。
融資審査に落ちる原因はさまざまですが、銀行から融資を勝ち取るための方法をまとめた一冊です。
元銀行員として働いていた筆者だからこそのノウハウが詰まっています。
年収が低い、資産がない、年齢が若いなど、属性の低さで断られた人は必読です。
また、融資額が足りなかったり、2棟目以降の融資がスムーズにいかないという人にもおすすめの本です。
不動産投資本の節税を学べるおすすめ本
不動産投資をやっていくうえで大切なのが税金に関する知識です。
節税対策や経費の計上についてわかりやすくまとめられた本を紹介します。
フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
不動産投資で20万円以上の所得があった場合は、確定申告が必要です。
普段は会社員として働いていると確定申告が何かよくわからないという人もいるかもしれませんが、本書はそんな確定申告と税金について学ぶことができます。
以下のように、実際に税理士から話を聞いた内容が詳しく記載されています。
- ぶっちゃけどこまでが必要経費?
- 青色専従者給与はメリットがいっぱい
- 法人ってナニがいいのよ?
根本的な「なぜ?」を解決してくれる、フリーランス必携の本です。
不動産投資のお金の残し方 裏教科書 税理士大家さんがコッソリ教える
不動産投資の税務について学びたい人におすすめの本です。
著者である石井氏はサラリーマンとして不動産投資を始めた当初、無知から多額の税金を支払うことになった苦い経験から税理士を取得した異色の経歴の持ち主。
本文の半分以上が、節税対策や経費計上に関する内容です。
たとえば、以下のように具体的なノウハウが記載されています。
- 世界一やさしい修繕費と資本支出の見分け方
- 手残りがもっとも増える最適な法人化の時期
- 住宅ローンを全額受けながら事業費を経費にする方法
不動産投資家と税理士の両方の視点から、不動産経営で必要不可欠な税金の知識を解説しているので、新鮮でより実践的な内容となっています。
利益と節税効果を最大化するための収益物件活用Q&A50
不動産投資では最低限の知識習得は大切ですが、それがすべてではありません。
実際に賃貸経営をしてみると、教科書では学べない想定外のトラブルが起こることもあります。
そんなときに役立つ対処法を解説している一冊です。
初心者が陥りがちなミスや疑問点をQ&A方式で網羅的に解説しています。
投資物件選びから融資、管理、税務、売却までをわかりやすく紹介しているのが特徴です。
すでに不動産投資を始めている人にも有益な情報が満載の本となっています。
サラリーマンの副業の税金が全部わかる本
不動産投資を会社員として働きながら副業で始める人は少なくありません。
サラリーマン大家として不動産所得を得ると、税金について考える必要があります。
副業に関係する節税や確定申告など、基礎知識やノウハウを学べる一冊です。
5つの章に分かれて、全部で52の疑問に答えるQ&A方式で網羅的に解説しています。
税金に対する不安や疑問を解消するために、この本を参考にしてみてください。
副業の節税ポイントにも触れられており、ふとしたときに役立ちます。
不動産投資の本以外での勉強方法
不動産投資の勉強をするには、本以外にもさまざまな手段があります。
幅広い知識を身に付けていくうえで有効なおすすめの勉強方法を解説します。
不動産会社のコラム記事を読む
どうしても本を読み切る自信がないという人もいるかもしれません。
また、関連書籍を選んで購入したにもかかわらず「入手して満足してしまった」と勉強を始める前から壁にぶつかってしまっては、費用をかけた意味がありません。
まずは、もっとも身近なツールであるインターネットを活用してみてください。
不動産投資における基礎知識をインターネットのコラム記事で気軽に学ぶことができ、本と比べて簡潔な文章で書かれているので、読むのが苦手な人にもおすすめです。
初心者向けの記事を読んで、最低限の知識を身に付けましょう。
不動産投資セミナーに参加する
不動産投資で失敗を避けるには、正しい情報をつかむことが大切です。
本やインターネットサイトでも最低限の知識を身に付けることはできますが、最新のトレンドや地域の特色といった情報を理解するのは難しいでしょう。
不動産投資において、情報の鮮度や正確性は重要な要素の一つです。
より実践的なことを学ぶためにも不動産投資セミナーへの参加をおすすめします。
セミナーに参加することで効率よく勉強できるだけでなく、不動産会社の雰囲気もつかめるため、本当に信頼できるパートナーかどうかの判断もできます。
まとめ
不動産投資を学ぶには、本を読む方法が効率的でおすすめです。
とは言っても、本文中に紹介した書籍をすべて読み切るなど何冊も手に取る必要はなく、自分のレベルに合った一冊の内容を理解できるまで目を通すことが大切です。
良質な本を読むことで、不動産投資の成功のための行動を実践できるでしょう。
また、不動産投資に興味はあるけど「何から勉強すればいいの?」と不安や疑問がある場合は、不動産投資のプロである中山不動産までお気軽にご相談ください。