壁紙のペンキ塗りで失敗しないコツ!DIY初心者でも安心の方法とは
こんにちは。
中山不動産株式会社です。
「壁の一部を好きな色に塗りたいけどリフォーム会社に頼むのは高そう……」
「リビングの壁紙をペンキで塗りたいけど失敗したらどうしよう……」
「壁紙のうえからペンキ塗ったら破れないかな……」
DIYに興味があり、自分で壁紙を塗ってみたいと思うものの、何から始めたら良いかわからなくて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
この記事では自分で壁紙を失敗せずに塗る方法とコツを紹介します。
失敗せずに塗るには準備と塗り方が大切です。
自分でキレイに壁紙を塗ってみたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
失敗しないDIYペンキの選び方
失敗せずに壁紙のペンキ塗りをするには、どんなペンキを選ぶかが重要です。
ペンキには水性や油性など種類があり、間違ったものを選んでしまうと思い通りの仕上がりにならない可能性も。
まずは、DIYで使用するペンキ選びのポイントを解説します。
水性ペンキのメリット・デメリット
水性ペンキのメリットは、塗りやすく扱いやすいところです。
またニオイが少なく、価格も安いため気軽に使えるでしょう。
シックハウス症候群などの原因となる揮発性有機化合物が油性ペンキに比べて少なく、安全性が高いため、室内でも安心して使用できるのもポイント。
ただし、ほこりがつきやすく仕上がりにつやが出づらい点や、乾燥に時間がかかることには注意が必要です。
油性ペンキのメリット・デメリット
油性ペンキのメリットは、耐久性に優れており乾きが早く、水性ペンキに比べてつやのある仕上がりになるところです。
ただし、ニオイが強く、壁紙の素材によっては溶けてしまうことがあります。
また服や手などに付着すると水では落ちず、専用の希釈液を使う必要が。
壁紙を塗るするときも希釈液で薄めてから使います。
水性ペンキに比べて乾きが早いため、初心者には難易度が高いと言えるでしょう。
初心者には水性ペンキがおすすめ
初心者には水性ペンキをおすすめします。
水性ペンキは乾かないうちならぬるま湯で落とすことができ、初心者でも扱いやすいためです。
ペンキ塗りに慣れないうちは服や手、顔などにペンキがついてしまうことも少なくありませんが、水性ペンキなら簡単に落とせるので安心です。
また乾くのが遅いため、初めてでも楽しみながらじっくりペンキが塗れるのもポイント。
なかには水性ペンキは「ムラになるのが心配」という方も居るかもしれません。
ですがこれからご紹介する流れに沿って、ペンキ塗りを進めていけば心配ありません。
初心者で壁紙にペンキを塗るなら、水性ペンキをおすすめします。
壁紙だけではなくリフォームを考えている方はこちらをどうぞ。
壁紙ペンキ塗りの流れを確認
使うペンキが決まったら実際に壁紙を塗っていきます。
その前に使う道具や、順番を確認しましょう。
一つずつステップを踏んでいくことがキレイな仕上がりに繋がりますので、面倒がらず丁寧に進めていきましょう。
壁紙のペンキ塗りに必要な道具
壁紙のペンキ塗りに必要な道具は以下のとおりです。
- ローラー
- ハケ
- ローラーバケット
- マスカー
- マスキングテープ
- ペンキ
- 新聞紙
- 汚れても良い服
- 雑巾
初めてペンキ塗りをする場合、持ち合わせていないものがほとんどではないでしょうか。
これらの道具はホームセンターやインターネットで購入できます。
水性ペンキは服に付着しても落とせますが、乾いてからでは落ちづらいため汚れても問題ない服でDIYをおこなってください。
STEP①ペンキが塗れる壁紙か確認する
壁紙のなかにはペンキが塗れない仕様のものがあります。
防水の壁紙はペンキを弾いてしまいキレイに塗れないため、ペンキ塗りに適していません。
とはいえ、防水かどうかわからない場合も多いのではないでしょうか。
壁紙がペンキを塗っても大丈夫か確認する方法を3つ紹介します。
- 目立たないところにペンキを塗ってみる
→塗ってペンキが弾かないか確認する
- 霧吹きで水をかけてみる
→はじいて流れてしまう場合は不向き
- セロハンテープを貼る
→すぐはがれてしまう場合はペンキも弾きやすい
壁紙の状態を確認せずペンキ塗りをすると、仕上がりに影響することも。
塗って良いのか判断に迷う場合は必ずこれらの方法で確認してください。
STEP②壁をキレイにする
ペンキを塗る前に、雑巾などで壁をキレイに拭きましょう。
壁をキレイにすることでペンキを均一に塗ることができます。
壁に汚れやほこり、たばこのヤニが付着していると、キレイにペンキを塗れずムラになってしまう可能性もあるため注意が必要です。
ヤニ汚れがひどい場合、ヤニ止めシーラーという下塗り剤を塗ってからペイントを始めるとペンキをムラなく塗ることができます。
STEP③壁紙を塗る前に「マスキング」
壁をキレイにしたらマスキングをしていきましょう。
マスキングとは余計なところにペンキがつかないように養生する工程のことです。
天井との境目や壁の周りをマスキングテープなどでカバーしていきます。
コンセントや窓がある場合はその部分も忘れず養生してください。
床や壁など広い範囲を養生したいときは、マスキングテープと養生シートが一体になっているマスカーを使います。
マスキングテープは浮かないようにしっかり密着させて貼ることが大切です。
STEP④大きな面は「ペイントローラー」
コンセント周りなどの細かい部分を塗る場合はハケが便利ですが、大きな面は「ペイントローラー」がおすすめです。
ペイントローラーはローラー部分にペンキを染み込ませ、壁の大きな面を一気に塗ることができます。
ハケよりも効率良く塗ることができ、体力的にも負担が軽減されます。
ペイントローラーにはローラーバケットと呼ばれるペンキを入れるバケツを使います。
ローラーバケットは手で持てるタイプがおすすめです。
大まかに塗ったあと、丁寧に一定方向へ塗っていきましょう。
STEP⑤乾燥させる
ペイントローラーやハケを使い、すべて塗り終わったら乾燥させます。
乾燥させている間は、ローラーバケットに入ったペンキが乾かないようにラップで蓋をしておくことを忘れないでください。
ハケなども同様にラップしておきます。
STEP⑥重ね塗りする
ある程度乾いたら、次にペンキを重ね塗りしていきます。
一度塗りでムラになっていても、重ね塗りすることでキレイな仕上がりになります。
細かい部分はハケで塗り、大きい面をローラーで塗っていきましょう。
急いでローラーを動かすとペンキがはねて周りを汚してしまいかねないので、焦らずゆっくり動かすことを意識してください。
キレイに塗れたらまた乾燥させましょう。
STEP⑦養生を外す
ある程度乾かしてムラがないことを確認したら養生テープを剥がしていきましょう。
完璧に乾いてからだと塗料がはがれてしまうことがあるので、テープをはがすときは慎重に。
養生テープを剥がし、ペンキが完全に乾いたら壁紙DIYの完成です。
不動産物件をDIYしたい方はこちらをチェック。
失敗しない「壁紙ペンキ塗り」のコツ
「順番は分かったけど自分にできるか不安」という方もいるかもしれません。
ここでは、失敗しない壁紙をキレイにペンキ塗りするコツを解説します。
“W”の字を意識するとムラにならない
“W”を描くように塗ることがペンキを塗るときのコツです。
細かい部分をハケで塗ったあと、ローラーでざっくり“W”を描くように塗っていき、その上から一定方向へ丁寧に塗り潰していくことで均一にペンキを塗ることができます。
初心者だと適当に塗ってしまいがちですが、広い面をローラーで塗るときは“W”の字を意識しましょう。
壁紙のペンキは二度塗りが基本
壁紙のペンキ塗りは二度塗りが基本です。
塗ったときは気になりませんが、乾いてくるとムラが出てきます。
一度塗ったあと、ある程度乾かしてから二度塗りすることでキレイに仕上げられます。
壁紙をペンキ塗りするときは必ず二度塗りしましょう。
まとめ
初心者でも失敗せずにペンキ塗りをするには以下のことが重要です。
- 必要な道具を準備
- 壁をキレイにしてからマスキングをする
- ハケとローラーを使い分けて二度塗りする
DIYなら費用も抑えられ、好きな色に壁を塗り替えることができます。
部屋の印象を変えたいときは、壁紙ペンキ塗りにチャレンジしてみましょう。
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