名古屋市、農業公園と戸田川緑地の再整備を計画 – 魅力向上と地域の誇りを目指して
名古屋市は、30年以上にわたって親しまれてきた農業文化園および戸田川緑地（南地区）の
再整備に乗り出し、地域に根差した魅力ある公園づくりを目指します。
このエリアは市西部の農業地域を代表する公園として、年間約90万～100万人が訪れる人気スポットです。
名古屋市は再整備を通じて、公民連携による新たな魅力の創出を目指しています。
農業公園の特性を活かした再整備の方針
再整備では、地域農家の農産物を活用したサービスや、気軽に農業体験ができる取り組みを導入し、
市民の農業への関心を高めることを目指します。
また、多世代が自然に触れ、一日中楽しむことができる空間づくりを進め、地域の誇りとなる
公園の実現を目指しています。
名古屋市が挙げた再整備における課題
名古屋市は「農業文化園・戸田川緑地（南地区）の現状と課題」を発表し、以下の4点を再整備の
重要な課題としています：
- 農業体験と魅力向上への対応
地元農産物の販売やマルシェ、農業体験などへの需要に応えるため、施設の拡充や農業関連の情報発信が求められます。 - 駐車場の混雑解消と回遊性の向上
駐車場の増設や施設間の連携を高め、来場者が快適に移動できる環境を整えます。 - 広報・PRの強化
認知度を高めるため、農業公園やこどもランドの連携を強化し、利用者目線の情報発信を進めます。 - 施設の老朽化への対応
老朽化した施設の修繕とともに、地域の特色を生かしたリニューアルを実施します。
「農と自然にふれあい、まなび・あそび・元気になる公園」を目指して
再整備の方針として、「農を体験する」「こどもが成長する」「みどりを感じる」の3つのテーマが
掲げられています。
民間事業者との連携による「サウンディング調査」も10月に実施され、意見を反映した基本計画の
策定が進められる予定です。
2025年度にはさらに詳細な条件を整え、事業者選定へと進む見通しです。
港区の価値向上と地域への期待
今回の再整備は、名古屋市南西部に位置する港区の価値向上にも大きく寄与すると考えられます。
区内には「レゴランド・ジャパン」や大型ショッピングモール「ららぽーと名古屋みなとアクルス」など、
多彩な商業施設が立地し、交通網も充実しています。
農業文化園・戸田川緑地の再整備によって、港区の魅力はさらに高まり、地域全体の付加価値が
向上することでしょう。
これにより、名古屋市全体の魅力向上にもつながり、多くの人々が訪れ、地域経済を活性化させることが期待されます。
引用・詳細はこちら「KENBIYA」