9月のレインズ、売り物件の登録数が21ヵ月ぶりに減少
不動産流通推進センターは、2024年9月の指定流通機構(レインズ)の活用状況を発表しました。
新規登録件数は33万7,793件で、前年同月比8.9%減少し、6ヵ月連続の減少を記録しました。
一方で、成約報告件数は4万8,713件となり、前年同月比で1.9%増加し、
2ヵ月連続のプラスとなりました。
総登録件数は86万4,906件で、4ヵ月連続の減少を見せています。
売り物件の動向
売り物件の新規登録件数は12万2,933件で、前年同月比2.2%減少し、21ヵ月ぶりにマイナスに転じました。
ただし、成約報告件数は1万6,401件で、前年同月比3.2%増となり、16ヵ月連続でプラスを維持。
総登録件数は42万5,434件で、前年同月比9.4%増加し、28ヵ月連続の増加となっています。
賃貸物件の動向
賃貸物件の新規登録件数は21万4,860件で、前年同月比12.4%減少し、31ヵ月連続で前年割れが続いています。
しかし、成約報告件数は3万2,312件で、前年同月比1.3%増と、2ヵ月連続のプラスとなりました。
総登録件数は43万9,472件で、前年同月比13.3%減少し、25ヵ月連続の減少が続いています。
取引態様別の売り物件の動き
新規登録の内訳を見ると、媒介契約は7万9,582件で、前年同月比1.8%増加しました。
その中で、専属専任媒介は1万1,965件(同1.3%増)、専任媒介は4万2,510件(同2.9%増)、
一般媒介は2万5,107件(同0.2%増)でした。
一方で、売り主からの登録は4万1,475件(同8.8%減)、代理は1,876件(同9.4%減)となっています。
成約報告では、媒介契約が1万3,639件で、前年同月比6.1%増加。専属専任媒介は2,541件(同2.0%減)、
専任媒介は9,078件(同7.9%増)、一般媒介は2,020件(同9.2%増)でした。
売り主による成約は2,680件(同9.8%減)、代理は82件で、前年同月比17.1%増加しました。
このように、売り物件では登録数が減少したものの成約数は堅調に推移しており、
一部では引き続き活発な取引が見られます。
また、賃貸物件についても成約報告が増加しており、賃貸市場における需要は引き続き底堅い動きを見せています。
引用・詳細はこちら「R.E.port」