「投資県民性」時代の到来 ~地域ごとに異なる投資の実態と意識~
ネット不動産投資サービス「RENOSY(リノシー)」が実施した「47都道府県別の投資意識と
実態調査2024」では、興味深い地域別の傾向が示されています。
都市部は高い実践率、地方は秘めたポテンシャル
現在の投資実践率トップは東京都の53.8%で、唯一過半数を超えました。
次いで愛知県が49.0%と続き、大都市での投資意欲が高いことがわかります。
一方、最下位は秋田県の25.9%、次いで青森県の**27.7%**と、地方では投資実践率が低い傾向にあります。
地方に潜む投資の可能性
投資額の調査では、意外な結果も見られました。「2024年に100万円以上を投資した」と回答した割合が
最も高かったのは奈良県の**24.7%で、投資実践者の約4人に1人が100万円以上を投資しています。
さらに、投資実践率が最低だった秋田県も23.1%**で2位となり、投資額においては地方が
健闘していることが浮き彫りになりました。
また、総資産10億円以上の回答率では、東京都(1.6%)を上回り、**山口県(2.5%)**が
トップとなる意外な結果も出ています。
これらのデータは、地方にも高い資産を保有する層が存在し、投資の可能性が秘められていることを
示しています。
投資スタイルに見る地域差と特徴
投資スタイルにも地域ごとの傾向が見られます。「ハイリスク・ハイリターン」を重視する割合が
最も高いのは東京都(11.6%)、一方で「ローリスク・ローリターン」を支持するのは岐阜県(21.9%)でした。
また、「手軽さ」を重視する割合は山梨県(28.2%)がトップとなり、「節税効果」を重視する
割合では富山県(17.0%)が1位を記録しています。
投資への関心の広がり
これらの結果から、投資への関心が都市部に限らず、地方にも拡大していることがうかがえます。
地域ごとの特徴が投資スタイルに反映されている点も興味深く、**「投資県民性」**ともいえる傾向が
見て取れます。
今後、日本全体でさらに投資文化が根付くことが期待されます。
引用・詳細はこちら「TABI LABO」