マンション購入者の半数以上が住み替えを前提に

不動産情報サービスのアットホーム株式会社は12日、「住宅購入のプロセス＆マインド2024」調査結果を発表しました。

この調査は、過去2年以内に自己居住用の住宅を購入した全国の21～49歳の男女1,200人を対象に、

インターネットアンケートを通じて実施されたもので、調査期間は6月28日から7月5日まででした。

調査結果によると、購入した住宅の平均価格は、新築マンションが4,833万円、中古マンションが3,610万円、

新築一戸建てが4,289万円、中古一戸建てが2,476万円となり、既存の一戸建てを除き、他の住宅タイプでは購入価格が予算を上回る傾向が見られました。

重視された仕様や設備としては、新築マンションで「宅配ボックス」（42.9％）が最も人気で、次いで「二重施錠」（27.7％）が続きました。

既存マンションでも「宅配ボックス」（31.5％）が1位に選ばれ、「シューズインクローゼット・大きい靴箱」（19.7％）が2位となっています。

新築一戸建てでは「シューズインクローゼット・大きい靴箱」（29.3％）が1位、「人感センサー照明」（26.0％）が2位。既存一戸建てでは

「追い焚き機能付きバス」（13.9％）が最も重視され、「温水洗浄便座」（13.7％）が次に続きました。

また、「シューズインクローゼット・大きい靴箱」は全ての住宅タイプで上位4位以内にランクインする結果となりました。

「現在の住宅にどれくらいの期間住む予定か」という質問では、マンション購入者の多くが「時期は未定だが、

将来的に住み替えを前提としている」と回答しました。

一方、一戸建て購入者は「今後住み替えをしない（永住予定）」との回答が最も多く、マンション購入者の方が住み替えを

意識していることがわかりました。

住み替えを検討する理由としては、「子供の独立などライフスタイルの変化」「資産価値を重視した購入」

「より良い物件への移行」などが挙げられました。

住まいに対するニーズについて尋ねたところ、単身者では「プライベート空間で一人の時間を満喫できること」、

配偶者やパートナーと子供がいる家庭では「家族みんながくつろげる場所」、配偶者やパートナーと二人暮らし、

もしくは二世帯以上の家庭では「広いキッチンで料理を楽しめること」がそれぞれ最も求められる要素として挙がりました。

引用・詳細はこちら「R.E.port」