首都圏新築戸建て価格が3ヵ月連続で上昇、中古マンションも堅調に推移
不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社は、2024年10月の首都圏における
新築戸建ておよび中古マンションの登録価格データを公表しました。
これは、同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、
東京都(23区および都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアごとに集計したものです。
新築戸建て:平均価格は4,581万円、3ヵ月連続の上昇
新築戸建ての平均価格は4,581万円となり、前月比で0.1%上昇。エリア別では以下の結果となりました:
- 東京23区:7,048万円(変動なし)
- 東京都下:4,763万円(0.7%下落)
- 横浜市・川崎市:5,275万円(0.3%上昇)
- 神奈川県他:4,107万円(0.5%上昇)
- さいたま市:4,281万円(0.6%下落)
- 埼玉県他:3,634万円(0.1%下落)
- 千葉県西部:4,269万円(1.4%上昇)
- 千葉県他:3,186万円(0.7%上昇)
特に東京23区、神奈川県他、千葉県西部の3エリアは、2017年1月以降の最高額を更新。千葉県西部は18ヵ月ぶりに過去最高額を記録しました。
一方、さいたま市と千葉県他の価格は、それぞれ13ヵ月、10ヵ月連続で前年同月を下回っています。
中古マンション:平均価格は4,052万円、こちらも3ヵ月連続で上昇
中古マンションの平均価格は4,052万円で、前月比1.5%の上昇を記録しました。エリア別では以下の通り:
- 東京23区:5,750万円(2.4%上昇)
- 東京都下:3,196万円(0.2%下落)
- 横浜市・川崎市:3,454万円(0.5%上昇)
- 神奈川県他:2,620万円(0.2%下落)
- さいたま市:3,262万円(1.0%下落)
- 埼玉県他:2,463万円(0.6%上昇)
- 千葉県西部:2,831万円(1.1%上昇)
- 千葉県他:2,064万円(0.8%上昇)
中でも東京23区と横浜市・川崎市は2017年1月以降の最高価格を更新。特に東京23区の上昇率は前年同月比14.0%と、
調査開始以来最高の数値となりました。
一方で、埼玉県他は14ヵ月連続、千葉県西部は12ヵ月連続で前年同月を下回っています。
まとめ
首都圏全体では新築戸建てと中古マンションともに価格が上昇傾向にあり、特に東京23区と主要都市の価格高騰が目立つ一方で、
埼玉県や千葉県の一部エリアでは価格調整が続いている状況です。
不動産市場は引き続き注目されるテーマとなりそうです。
引用・詳細はこちら「R.E.port」