全国主要都市における賃貸マンション・アパート募集家賃の動向（2024年10月）

不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社は、

2024年10月時点の主要都市における賃貸マンション・アパートの募集家賃動向を発表しました。

本データはアットホームラボ株式会社が調査・分析を担当し、全国13エリアの平均募集家賃の変動を取りまとめています。

全体概況

• マンション：東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県、札幌市、京都市、大阪市、福岡市の8エリアにおいて、全ての面積帯で前年同月を上回る募集家賃を記録。
• ファミリー向きのマンション家賃は、神戸市を除く12エリアで前年同月比増加。特に東京23区、埼玉県、千葉県、札幌市、福岡市の5エリアでは、2015年1月以降の最高値を更新。
• アパート：ファミリー向き物件の募集家賃は全13エリアで前年同月比増加。東京23区、神奈川県、千葉県、京都市、福岡市の5エリアで2015年以降最高値を更新。

調査概要

• 対象エリア：
  • 首都圏（東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県）
  • 北海道札幌市、宮城県仙台市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、広島県広島市、福岡県福岡市
• 対象データ：
  • アットホームの不動産情報ネットワークに登録・公開された賃貸マンション・アパートの募集家賃データ（重複物件はユニーク化済み）。
• 定義：
  • 「家賃」は賃料に管理費・共益費を含む。
  • 面積帯は以下のように分類：
    • シングル向き：30平方メートル以下
    • カップル向き：30平方メートル～50平方メートル以下
    • ファミリー向き：50平方メートル～70平方メートル以下
    • 大型ファミリー向き：70平方メートル超
  • 平均家賃指数は2015年1月を100と設定。

面積帯別家賃動向

全国主要都市での募集家賃データは以下の通り。

• 東京23区ではファミリー向きマンションの募集家賃が5カ月連続で上昇し、最高値を記録。
• 千葉県西部や福岡市のアパート家賃は上昇幅が大きく、特にファミリー向き物件で需要が高まっています。

総括

全国主要都市では、募集家賃の上昇が継続しており、特にファミリー向き物件で上昇傾向が顕著。首都圏だけでなく、地方都市でも上昇幅が拡大しており、賃貸市場全体の活発さが伺えます。

今後も都市部を中心に賃貸物件需要が堅調に推移すると見られており、特に新築物件や設備が充実したファミリー向き物件に注目が集まりそうです。

引用・詳細はこちら「iza.ne」