第一生命、不動産仲介大手「ハウスドゥ」に出資 ~高齢者層との接点拡大を目指す
第一生命ホールディングス(HD)は18日、不動産仲介事業を展開するAnd Doホールディングスとの資本・業務提携を発表しました。
第三者割当増資を引き受け、出資比率を15%超とし、持ち分法適用会社とする方針です。
出資額は非公表ながら、数十億円規模とみられています。
And Doホールディングスと「ハウスドゥ」
And Doホールディングスは、不動産仲介ブランド「ハウスドゥ」で広く知られる業界大手。
特に注目されるのが、持ち家売却後もリース契約を結び、同じ住宅に住み続けるサービスで、今回の提携ではこの分野での協業が検討されています。
第一生命HDの狙い
第一生命HDは、今回の提携を通じて持ち家に住む高齢者層との接点拡大を目指しています。
- 高齢者向けの新サービス提供を通じ、顧客基盤を強化。
- 高齢化社会の進展に伴い、保険以外の生活支援サービスを通じた新たな事業機会を模索。
保険業から保険サービス業への転換
第一生命HDは、保険業にとどまらず、「保険サービス業」への転換を掲げています。
今回の提携もその一環として位置付けられ、事業領域のさらなる拡大を図ります。
高齢者層との接点を増やすことで、保険以外の新しいライフサポートサービスを展開し、グループ全体の成長につなげる戦略です。
今回の提携により、不動産仲介事業とのシナジーを活かし、高齢者向けの新たな価値提供が期待されています。
これにより、第一生命HDは保険サービスの枠を超えた新たな市場での地位確立を目指します。
引用・詳細はこちら「日本経済新聞」