「不動産鑑定」と「不動産査定」の違いって?
ご自身が所有する不動産の売却を考えた時、
今回の記事は、『不動産鑑定と不動産査定』の違いが何なのかを解説していきたいと思います。
『不動産鑑定と不動産査定』の違い
そもそも不動産鑑定とは?
土地や建物などの不動産を『不動産の鑑定評価に関する法律』に基づいて不動産鑑定士だけが鑑定額を算出することが出来ます。
「原価法」「取引事例比較法」「収益還元法」の3鑑定評価基準に基づいて算出されます。
そもそも不動産査定とは?
不動産鑑定評価基準のようなルールはなく、不動産会社が独自のルールで自由に算出することが可能です。
レインズの成約事例や近隣の成約事例を参考に、実際にお取引される金額を出していきます。
査定方法が自由の為、各社で金額が違うのが特徴です。
・鑑定額…鑑定士がルールに従い金額を算出したもの
・査定額…不動産仲介業者が自由に価格を算出したもの
このように似て非なるものではあります。
不動産鑑定士に依頼する場合とは?
不動産の適正価格を把握したい場合です。
これは不動産を売買する場合には有効なことであり、適正価格での価値をつけて売り出すことが出来ます。
また相続などでは遺産分配する必要があるため、不動産鑑定評価を利用することがあります。
これによって不動産の適正価格を把握して所有する不動産を売買し、遺産相続を行うというものです。
この他にも担保として不動産を利用したい場合にその価値を知りたいという理由で不動産鑑定評価を依頼するケースです。
この場合は担保として所有する不動産が適切かどうか判断するためにも不動産鑑定評価が利用されますので、市場価格を知りたいという理由とはまた異なります。
収益不動産の購入・売却のご相談はこちらから
お問い合わせ